"東海道を歩いた高校生"17日目
んーとね、
東海道五拾三次をやろうと思ったきっかけはさ
寮から実家まで歩いて帰った時に
この道を全クリしてやろうって思ったのと、
京都への憧れが宗教レベルだったのは
最初に書いたんだけど。
実はさ
三重。
三重の田んぼの中にある一本道。
江戸の昔から変わらないこの道と景色の写真を見た時、心を動かされちゃってね笑
さ、お久しぶりですが、
皆さんに日本のロマンの道へ
国道1号の基準となり、今までの日本を築いてきた大動脈。
変態津原が案内しまっす。
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2021.3.18
卒業式を終え、自衛隊入隊を1週間前に控え、
未来の同期が準備と恋愛に勤しむ頃。
東海道47番目の宿場町 亀山宿。
昨日食べきれなかった唐揚げを頬張りながら
旅路を歩く。
江戸の街並みが東海道1残る亀山(俺の感覚)
を抜けると、江戸から京へ抜ける最後の難所、
鈴鹿峠に差し掛かる。
透き通る鈴鹿川を横目に
峠を越える。
ここにあるのが48番目の宿場町、坂下宿。
東海道四天王的なところを通る。
もう終わりかと。
最初はあんなに長かったのに。
全然進んでる気なんてしなかったのに。。
気づけばあと70kmを切っていた。
わかってた。終わりが来ることなんて。
でも毎回慣れない。
複雑な感情を抱きながら鈴鹿の山を越える。
東海を抜け、滋賀に入った。
滋賀に入っても景色は変わらず大好きな田んぼ
が広がる一本道。
神風の伊勢を抜け、近江へ入る。
何もない。
ただゆったりと時間をかけて田んぼを進む。
時間を忘れて日本を見ること、感じること、
何気ない旅かもしれないけど
俺には貴重な時間だったなぁ笑
田んぼ道から住宅街へ入る。
途中で声をかけられお茶をいただきゆったりとした時間を過ごし、
東海道49番目の宿場町 土山宿にはいる。
泊まる場所がまるでない。
そのまま20時過ぎ、50水口宿に到着した。
ここで昨日ぶりのスーパーを見かけ興奮し、
たっぷりの弁当を一人で食べるのに
箸4つでと言ったのも、いい思い出。
よく友達に
日本などの県がおすすめ?と聞かれる。
滋賀と答える。
理由はこのブログを読んでくださったあなたなら
わかると思う。
僕がおすすめする理由の中に観光地とか景色とか
それよりもっと、なんか、
大事にしてるとこがある笑
どこに行くかより誰と行くか。
この旅も17日目。
最初の頃はゴールだけを考えて、
寄り道すらもダメだって考えて、
せっかくの出会いも疎かにしてた。
4日目ぐらいから心に変化があって寄り道が増えて初日よりも距離が稼げなくなった。
17日目
寄り道にワクワクしてる自分がいた。
寄り道にこそ無駄な一歩にこそ
何かあるってわかってきて。
たくさんのあったかい人達との出会いが
俺を変えた。
この頃からかな
チャンスと思ったら飛びつくようになったのは。
2021.3.18