kibunya

フリーターです。自分らしく生きてると思います。

ニートになって考えたコト1

 

19歳の夏

 

 

ニートになった。

 

小学生の自分が

 

想像もしてこなかったような生活がはじまった。

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よく自分に質問する。

お金という概念が無い世界で

俺は何をするんだろうと。

 

 

 

 

 

week1

 

 

 

めちゃくちゃやってみたかった!

という訳でもなく。なんとなく。

 

退職するちょうど1ヶ月前、親友と沖縄へ

2泊3日の旅行へ行っていた時のこと、

 

退職したら何かの道に進みたいと考えていて、

昨年末に旅をした際、軽井沢でパティシエの方に

お誘いいただいたので、

その道に進もうと思っていました。

が、なんとなく本気になれていない自分がいました。

 

パティシエは専門学校などで知識をつけてからでないと難しい世界で、

初心者の僕を誘ってくださったその方について行こうと思いましたが、

中途半端な思いのまま行っても申し訳ないな

と考えていました。

 

帰りの飛行機まであと3時間と迫ったなか、

北谷のビーチでブラジル料理のバイトに誘われました。

 

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仕事は仕事!遊びは遊び!

しかも料理の勉強もできる!

ゆっくり流れる沖縄時間でお金に縛られない

そんな生活を

自衛隊とは真逆の価値観の場所で

仕事を学べる!

そんな思いで、沖縄行きを決意しました。

 

が、

退職の直前、連絡が取れなくなりました。

焦りました。

でも沖縄のお金に縛られない生活の中で仕事をしたい!これだけは揺るがなかったので、

アポなしでの沖縄行きを決めました。

 

退職して最初の2週間、

山形に免許を取りに行くため、

ヒッチハイクをしていました。

その時拾ってくれた方が、

沖縄に住んでいる友人の方を紹介してくださいました。

 

DAY1

 

夕方、名古屋から那覇へ飛びました。

空港に迎えに来てくれたユーキさんが、

まだ来て2時間の僕にラウンジのボーイの仕事をくださいました。

その日はその方のホテルに泊めさせていただきました。

人生で初めてフィリピンパブに行きました。

最高でした。

 

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DAY2

そのホテルは一泊2500円。

それでも全然安くしてくれていましたが、

お金より沖縄に知り合いを作りたい!

そんな思いでゲストハウスのスタッフを募集しているところに電話をかけ、すぐに伺いました。

 

 

スタッフをやる代わりに宿代無料。

二つ返事でOKしてくれた店長の聡さん

仕事が今日から始まると言うと今週はゆっくりしてとただで泊めてくださりました。

 

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俺が知ってるゲストハウスではなかった。。

衝撃的でした。

日本のスラム。この言葉に合うような、

とてもオシャレと言えるような場所ではなく、

生活感溢れるすんごい場所でした笑

 

何はともあれ宿代無料!

まぁとりあえずはココでいっかなと。

 

初めての夜の仕事。

とても緊張しながら行きました。

そんな僕に店長、女の子たちは皆優しく迎えてくれました。

まさかさっきまで戦闘服着てた俺が、、

 

想像もしてない生活にこの頃はワクワクしてました。

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時給1200円現金支給。

初ボーイを終えて、モヤモヤした気持ちのまま

帰りました。

これでいいのか?

初日だからしょうがない。

これで自分の心を押さえ込んでました。

 

この日にもらった3千円は、

自衛隊で貰った何百万よりも嬉しかったのを

今でも覚えています。

あの日のソーキそばの味を忘れることはないでしょう。

 

DAY3

 

昼過ぎにユーキさんに呼ばれとあるビルの屋上へ

ゆっくりとサッカーの話で盛り上がる!

 

夜はボーイ、

とっても優しい店長と仕事終わりに行きつけの

ソーキそばの店へ。

沖縄の現実。深ーいお話を聞いて帰路へ。

 

昨日よりもはっきりとしたモヤモヤした気持ちを胸にスラムへと戻りました。

 

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↑近所

 

これじゃお金を生み出すロボットだ。

なにしてんだろ。

やりたいなら好きにやれ金はある。

そう自分に言い聞かせながら。

 

 夜の仕事は新鮮で面白かったです。

女の子とスタッフでお客さんの幸せを夢の一晩を創っているという感覚が、

 

なにやってても人を喜ばせるって楽しいなぁ。

 

 

DAY4

初の海。

おじぃに泳ぎ方を教えてもらう。

キッチンカーで世界を旅したミッチーと出会う。

黒焦げてラウンジのホールに立つ。

お客様に

君楽しんでるねぇと乾杯してもらう。

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そんな日。笑

 

DAY5

仕事を辞めて沖縄へ来たのに、

あの頃(自衛隊)と同じ気持ちのまま時は過ぎていく。

 

昼前に目覚めボケーっとし。

お腹が空いたら飯を食べ海に潜る。

 

キッチンカーの前で夕陽に座りながら知らないおっさんたちとミッチーとメシを囲む。

 

ボケーっと相談する。

やっぱ人生の先輩!ためになる。

 

夜、おじぃが民謡クラブに連れてってくれた。

連れてってくれたというより、

 

金を出したのは全部俺なので、

俺が連れてったのが正しい。

誰もお金を持ってない。

それが沖縄。笑 怒られそう。

 

民謡クラブでステージに立つ俺を見て笑うおじぃ

 

みんなが楽しんでくれてよかった。

大声で島唄を歌う。

こんな時間もあっていいなと。

 

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いつの日ぶりかのダブルションベンかまし

スラムへと笑

 

DAY6

朝9時起き!

初スタッフは自衛隊レベルの清掃4時間みっちり。

やらせていただきました。

ちなみに一泊1200円、

時は金なり。これなら払うよ〜笑

 

言ったからやらんとかんよね。

言わなきゃよかったぜ。反省。

 

居間で一日中三線弾いてるおじさんに話しかけられた。

貧乏旅が好きらしい。

俺は貧乏旅ニガテです笑

確信しました。

 

その夜、朝5時まで旅人といろんな話をしたのは、いい思い出。

 

DAY7

朝、その旅人3人が俺の職場近くのゲストハウスに引っ越すとのことで

俺も便乗。

とりあえず荷物は全部持ってきた。

雨の中、海に潜る。

波の上は貸切!

のあと、ホットコーヒーであったまる。

 

岐阜のとある山の上であさ7時ホットコーヒーを飲むシャレたおっさんに会ってから、

そんな趣味に憧れた。

 

ゆったりとした時間も楽しめる大人になれたら

最高だろうなぁ。

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正直コーヒーの味もわからんけど。

イキってみた。そんな日。

 

続く〜